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ER

テレビ番組で有名になったERですが、わたしのいる病院の救命救急センターでも、救急はER型でやってます。その意味は一次救急(軽傷の患者さん)から三次救急(重症外傷や脳出血や心筋梗塞などの重傷の患者さん)まで診察して救急患者さんを断らないことにしてます(それでも重症が重なるとお断りすることや診察まで長時間お待たせする状況はありますが)。
そのような状態で年間に約三万人の救急患者さんを診ています。

そのER先進国である米国の今のER事情は、以下のようになっているとのことです。

GOMERは ”HOUSE OF GOD"と言う本の中に出てくる ある特定の患者たちを 表現したことばです。
1.医師の指示に従わない患者
2.医師や看護士に暴力をふるう患者
3.医師に対してひどい言葉で誹謗中傷する患者
4.医師に嘘をつき強力な鎮痛剤を要求する患者
5.医師の推薦する手術や治療を受けない患者
6.医師が専門の外科医を呼んでも絶対助からない患者
以上が GOMERの例です。まだ他にもこの言葉にふさわしい患者はいると思います。米国は 医療訴訟大国です。上のような患者にかかわると医師自身が訴訟され大火傷してしまいます。上記はあくまでも 大病院でのERで 働く場合です。

アメリカの大病院での(とくに公立病院)ERは、まるで野戦病院です。少数の医師で大勢の患者を診察しなければなりません。トリアージをして死にそうな患者から診察し、待てる患者には待ってもらい、助かる見込みの無い患者は見捨てる。一般人の方々には ドライすぎると思われるかのしれなせんが。でも ER医師も生身の人間です。上記のようなGOMERにかまっている暇も無いし、心身ともに疲れるだけで、何の得にもならないです。
その上に医療訴訟を起こされるだけなんだそうです。

以上のことを、米国在の医師が書いていました。

そんなことを、知ると日本もだんだんERが野戦病院化してきてます、悪い米国の方向に向かっているように思い心配です。


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Kim

GOMERという言葉は初めて知りました。勉強になります。
夜の当直などにGOMERの方が来られると大変ですよね、、、モチベーション下がりまくりです。
by Kim (2007-12-10 07:27) 

通りすがり

自分自身、困った患者さん(困った人?)に悩まされることもありました。

でも、原則、診療拒否はできないし。

ドラマでは、伊集院君がクレーマー呼ばわりして、先輩医師に怒られていましたね。(所詮ドラマですが)
理想としては、患者さん全てに上手く対応したいですが。

医療関係者から、この手の発言をすると、傲慢と受けとられることもあると思います。
相手を責めることと、自分を責めることのバランスでしょうか?(自戒を込めて)
by 通りすがり (2007-12-12 13:34) 

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