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医療鑑定の問題

トンデモ判決の背景に「鑑定」の問題

 「トンデモ判決が出る最も大きな要因は、鑑定の問題」と語るのは、弁護士の米田泰邦氏だ。鑑定人が、現場の実態や時代背景などを考慮せず「考えられる最良の医療」を鑑定書に記してしまうことがあるという。

 弁護士の桑原博道氏も、「鑑定人に選ばれるのは、多くの場合大学教授や有名病院の部長クラス。「最良ではなかった処置」を見付けるのはたやすい。それを過失と見なすかどうかは、鑑定人の考えによって大きく左右されてしまう」と語る。医療裁判では、医師が“同業者”の判定によって敗訴している面が多分にあるのだ。最近はこうした問題を避けるため、複数の鑑定人が共同で鑑定書を作成する方法や、複数の鑑定人が裁判所で議論しながら鑑定する方法(カンファレンス制)などが取られているが、十分とはいえない。

 また、主要な都市部の裁判所では5、6年前から、医療訴訟を専門に扱う「医療集中部」を設置している。「医療を専門的に扱うならトンデモ判決は少なくなるのでは」と期待できそうなものだが、必ずしもそうではないようだ。ある弁護士は語る。「医療集中部ができて変わったのは、裁判のスピード。争点整理と証拠調べが早くなる一方で、時間のかかる鑑定はあまり行われなくなってきた。そして、裁判の実務を行うのは医学の専門家ではない。そのため、医学的におかしいと思うこともスルーされやすくなっている」。

 要因はほかにもある。弁護士の蒔田覚氏は、「医療に限らず、裁判全体の傾向が消費者に有利な流れになっている」と指摘する。また、医療側の弁護士からは「トンデモ判決を出すことで有名な裁判官が複数いる」との声も聞こえてくる。


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Kim

確かに、現場で働いていない人が鑑定すると苦しいですね。敵は同業者だったんですね。
とんでも判決が減るように願いたいです。
by Kim (2007-12-20 08:20) 

あいこ

最近思うのですが、患者のレベルも低すぎるように思うんです・・・
自分が治療受ける無いように関して、勉強しなさすぎで・・・
今日も病院へ行ったのですが、患者さんの質問や訴えている内容に驚きます。そんな事も知らないでやったの?って・・・私は思ってしまいます。
現場で働いていない人が判断するって難しいけど、一杯勉強して鑑定して欲しいですよね。
by あいこ (2007-12-20 19:05) 

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