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長寿社会はバラ色?

バラ色の長寿社会は幻想でしょう。
もう桜が咲く季節になりました。
ブログの更新も年度替りの忙しさを言い訳にさぼってました。 

医学の進歩による長寿化で、終末期医療の介入の範囲は広くなったが、はたして幸せな週末ってあるでしょうか? 現に私のように常に患者さんの最期や突然の別れを見ているものにとってその最期が本当に幸せか?思いますし、今の医療では最終での自分の意思決定も厳しいですね。

そのような老後や死への不安がある一方で、世の中は健康至上主義ですね。
アンチエイジングブームやアンチメタボが声だかに言われていますね。
マスコミも医療崩壊、介護崩壊を言いながら、長生きの秘訣のようないいかげんな健康情報番組があふれていますね。
私たちにも問題はあるでしょうね、医療をするほうも患者の医療に対する過度の期待にヘキヘキすることがあります。
これは神経内科の医者から聞いた話ですが、長年通院しているパーキンソン病(原因不明でなかなか根本治療が困難)患者が外来で「先生、もう対症療法はいいから治してくれ」と言われたそうです。 今までも十分に治療困難と話していて「これ以上悪くならならないようにしようね」と話している患者さんでも、「そのうちに、なんとかそのうち治してくれるでしょう」と期待しているですね。その患者さんの気持ちは理解できますが、現実の認識の差に医療者は困りますね。

生き続けることは、辛いことなんですよ。 著名な先生が「なんで、皆が皆、そんなに長生きしたいんですか?」って長寿願望に警鐘を鳴らしています。
昔の日本人はある面でしっかりした死生観をもっていましたが、今はそれさえ持つもの大変な世の中ですね。
改めて、自分の死(死に様)を考えて医療や介護の在り方を話し合う必要と思います。

桜が咲く時期に、なにか散るような話で申し訳ないですね。

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Kim

お疲れ様です。
確かに患者さんの要求はエスカレートしてきていますよね。
人間は絶対いつか死ぬと言う事が分かっていないですよね。
それから医者は限られた数しかいないと言う事も、、、、夜中に1年前から何ですがと言われてもねえ、、、
by Kim (2008-03-30 00:19) 

まろ

アンチエンジングもアンチメタボも長寿もあまり自分の問題として考えたことはありませんでした。でも、大切な人ができて、いつまでも若々しくいたい、体型を戻したい、そして一緒に年を重ねて生きていきたいと思うようになりました。この頃、夜お布団に入ると自分が死ぬ時のことを考える回数が増えました。生きることに執着はなかったのですが、死んじゃうとその人ともう永遠にさよならになるのかと思うと、悲しくて悲しくて夜中に涙が止まらなくなります。初めて、死を怖いと思いました。だから、「生きたい」と生に執着する気持ちもわかるような気がします。
by まろ (2008-04-02 00:41) 

akichon

Kim先生、そうですよね。 何かお互いを尊重しあうことができない世の中なんですかね?

まろさん、その大切な人はきっとまろさんの気持ちを判ってると思いますよ。
お互いに感謝ですね。
by akichon (2008-04-04 00:21) 

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