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がんのニオイ診断

癌診断は最近の進歩しており、画像診断から遺伝子診断まで行われている。
その一方、前近代的な感じのある五感によるがん診断について興味ある総説が医学雑誌に載っていたので紹介しますね。

「癌と化学療法」の2007年、12月号に「ニオイでがんの診断は可能か」という総説がありました。
確かに臭気は医学の診断学では大切で、ある種の感染症はそれにより診断可能です。
それをがん診断に応用した論文が紹介されました。
その最初はLancet(英国の権威のある医学雑誌)にロンドンの皮膚科医から1989年に報告がありました「犬が飼い主の女性の特定のホクロを絶えず嗅ぎまわり、検査したら悪性黒色腫だった」とのことです。
これに引き続き多くの報告があり2001年にも同様に皮膚ガンの発見に関与し切除したらなんら関心をももたなくなった犬の報告や最近は2004年に実際に「膀胱がん患者の尿と正常人の尿を色々の犬に嗅がせて実験を行うと有意に膀胱がんを発見した」とか2004,2005年では「犬が乳がんを発見した経験」など,―、―です。
多くは肺がん患者の呼気、膀胱がん患者の尿、あとは体表の癌(皮膚ガンや乳癌)の報告ですね。この意味は、ある種の揮発性の化学物質があるでしょうね。 その一部はGC-MS法で同定されています。

犬の得意は嗅覚ですから。
私は今、家で犬を飼ていないけど、犬がクンクンよってきたら喜んでばかりはいえないね。
犬に「ねー、ご主人様、がんデキテルヨ!」なんて忠告されているですかな? 
愛犬家も気をつけたほうがいいでしょうね?

ちなみに文献上は雌犬のほうが嗅覚が鋭く正解率も高いそうです、人間も女性のほうが五感は鋭いですね(笑い)。

廉価な犬によるがん診断もいいけど、「がん感知犬」が現れて、自分の前でワンなんて吠えられたショックですね。

欧米では「においセンサー」の開発(電子の鼻)も実際になされているそうです。
しかしがんの早期診断や検診に役に立つには、まだ時間がかかりそうです。


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アリとキリギリス

イソップ童話の「アリとキリギリス」には本当はいろいろな結末があるんです。 ご存じですか?
働き者のアリが冬に備えて働くのに対して、毎夜バァイオリンを弾いて歌ってばかりいるキリギリスが、冬になると、食べ物がなくなりアリを訪ねる。 日本では「優しいアリはキリギリスを招き入れ、食べ物を分けあげた」でしたが、世界の一般的な言い伝えは「キリギリスには食べ物は分けて与えることはない。それどころかアリは飢え死にしたキリギリスを食べてしまう。」なんです。 残酷ですね。
キリギリスを助けるのは、世界中で日本だけらしいです。

結末はともあれ、この言い伝えの意味は「備えあれば憂いなし。将来困らないようにコツコツ働きなさい」との人生訓ですね。
いいけど、なにか堅苦しいね。
「キリギリスが助けてもらおうとアリを訪ねたら、アリは過労死で死んでしまっていたので残された食糧で冬を乗り越えられた」なんてブラックユーモアもできそうですね。

また、これは生物学の本に書いてあったのですが、実はアリは確かにまったく止まることなく勤勉に動き回っているようにみえるが、本当の意味のある行動をしているアリは全体の20%程度なんだそうです。
80%のアリは全く意味のない行動なんだそうで、演技?かですね。
そんなこと考えると、アリ(20%)みたいにまじめにしなくても、80%のアリ並に生きるのがいいですかね。
キリギリスだとあまりに他力本願でしょうから。
そんな、ことを正月休みにいろんな本を読んだりしながら「働き過ぎのアリにならないほうがいいのか?」なんて思いました。


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今年はいい年に

皆様、あけましておめでとうございます。

私の住んでいる関東地方は三が日穏やかな気候でした。
個人的には2日に鎌倉の八幡宮に初詣、3日にはテニスの初打ちを楽しみました。
箱根駅伝はちょうど家の近くの国道一号線で応援しました。
私には、順調な新年の始まりできたし、病院でも年末年始にかけて救急手術が2件のみで救命救急センターも一日100人前後で混乱はなかったです。 通年のもちの窒息は一件あり救急隊員がその場で摘出でき救命されました。
そんな新年ですが、新聞のコラムの記事のなかで、昨年の一番の字が「偽」であったが今年は「崩」じゃないかとの予想なんだそうです。 いやですね崩壊の崩じゃ、医療崩壊が本番にならないことを祈ります。
国の診療報酬などで勤務医支援もあまり期待できないようですし。
箱根駅伝で悲劇も年の初めの前兆か? 地球温暖化も!

いやな感じもしますが、いいこともあるでしょうし、大多数の患者さんには罪ありませんから、頑張らねば! と初詣で祈りました。


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医療鑑定の問題

トンデモ判決の背景に「鑑定」の問題

 「トンデモ判決が出る最も大きな要因は、鑑定の問題」と語るのは、弁護士の米田泰邦氏だ。鑑定人が、現場の実態や時代背景などを考慮せず「考えられる最良の医療」を鑑定書に記してしまうことがあるという。

 弁護士の桑原博道氏も、「鑑定人に選ばれるのは、多くの場合大学教授や有名病院の部長クラス。「最良ではなかった処置」を見付けるのはたやすい。それを過失と見なすかどうかは、鑑定人の考えによって大きく左右されてしまう」と語る。医療裁判では、医師が“同業者”の判定によって敗訴している面が多分にあるのだ。最近はこうした問題を避けるため、複数の鑑定人が共同で鑑定書を作成する方法や、複数の鑑定人が裁判所で議論しながら鑑定する方法(カンファレンス制)などが取られているが、十分とはいえない。

 また、主要な都市部の裁判所では5、6年前から、医療訴訟を専門に扱う「医療集中部」を設置している。「医療を専門的に扱うならトンデモ判決は少なくなるのでは」と期待できそうなものだが、必ずしもそうではないようだ。ある弁護士は語る。「医療集中部ができて変わったのは、裁判のスピード。争点整理と証拠調べが早くなる一方で、時間のかかる鑑定はあまり行われなくなってきた。そして、裁判の実務を行うのは医学の専門家ではない。そのため、医学的におかしいと思うこともスルーされやすくなっている」。

 要因はほかにもある。弁護士の蒔田覚氏は、「医療に限らず、裁判全体の傾向が消費者に有利な流れになっている」と指摘する。また、医療側の弁護士からは「トンデモ判決を出すことで有名な裁判官が複数いる」との声も聞こえてくる。


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always三丁目の夕日

「always三丁目の夕日」と映画が好評ですね。
私も見てノスタルジックな気分になりました。
ちょうど私はあの世代の子供同級生でしたので、あの雰囲気はわかります。
近所のおせっかいなオバサンやなにかと元気なオジサンもいました。
となりの家や前の家との空間はオープンでした。

このような映画が私の世代じゃない、今の10代、20代に受けてるは何故なんだろうか思います。

今の世の中の多くが、偽り(本年の話題の字がこの文字だそうですね)が横行してます。なんでも取り敢えず疑ってかかる風潮がありますね、医療でも経過が悪いと本人の病状の悪化が主体なのに、こちら医療者に何かミスがあったのだろうと疑う心がありますね。

今の世の中では、信頼とか愛情とか同情や現状を受諾する心が薄れてます。
その裏返しのような「always三丁目の夕日」の世界(登場人物がみんないい人で悪人がすくない)はみんながやさしく、すべてがほのぼのしている癒しの空間がこころいいでしょう。


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GOMERとは?

前回のGOMERのことを書きましたが、その略語の意味を書いていませんでした(スミマセン!)
GET OUT OF MY EMERGENCY ROOM=GOMER
です。 追加します。


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ER

テレビ番組で有名になったERですが、わたしのいる病院の救命救急センターでも、救急はER型でやってます。その意味は一次救急(軽傷の患者さん)から三次救急(重症外傷や脳出血や心筋梗塞などの重傷の患者さん)まで診察して救急患者さんを断らないことにしてます(それでも重症が重なるとお断りすることや診察まで長時間お待たせする状況はありますが)。
そのような状態で年間に約三万人の救急患者さんを診ています。

そのER先進国である米国の今のER事情は、以下のようになっているとのことです。

GOMERは ”HOUSE OF GOD"と言う本の中に出てくる ある特定の患者たちを 表現したことばです。
1.医師の指示に従わない患者
2.医師や看護士に暴力をふるう患者
3.医師に対してひどい言葉で誹謗中傷する患者
4.医師に嘘をつき強力な鎮痛剤を要求する患者
5.医師の推薦する手術や治療を受けない患者
6.医師が専門の外科医を呼んでも絶対助からない患者
以上が GOMERの例です。まだ他にもこの言葉にふさわしい患者はいると思います。米国は 医療訴訟大国です。上のような患者にかかわると医師自身が訴訟され大火傷してしまいます。上記はあくまでも 大病院でのERで 働く場合です。

アメリカの大病院での(とくに公立病院)ERは、まるで野戦病院です。少数の医師で大勢の患者を診察しなければなりません。トリアージをして死にそうな患者から診察し、待てる患者には待ってもらい、助かる見込みの無い患者は見捨てる。一般人の方々には ドライすぎると思われるかのしれなせんが。でも ER医師も生身の人間です。上記のようなGOMERにかまっている暇も無いし、心身ともに疲れるだけで、何の得にもならないです。
その上に医療訴訟を起こされるだけなんだそうです。

以上のことを、米国在の医師が書いていました。

そんなことを、知ると日本もだんだんERが野戦病院化してきてます、悪い米国の方向に向かっているように思い心配です。


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とんでも判決の4タイプ

トンデモ判決は4タイプあると言われてます。
その4つとは、「最高水準要求型」「説明義務過剰型」「因果関係こじつけ型」「医学的根拠希薄型」に分類されます。

①「最高水準要求型」は、医師や病院に要求する医療水準があまりにも高い判決で、「医師は全員ゴッドハンドであるべし」というに等しい判決のことを指す。救急や産婦人科など、ハイリスクな診療科で頻発しており、トンデモ判決の中でも最も多いタイプです。

②「説明義務過剰型」は、医療側に求める説明義務の範囲があまりにも広すぎるタイプの判決だ。最高水準要求型と並んで多いタイプといえるだろう。説明義務違反は、今や医療訴訟で必ずといっていいほど争点にされる。
医療者側に明確な過失がない場合でも、裁判所が患者救済を考慮して何らかの損害賠償を認めるために、その口実に使われているように取れる判決が少なくない。それどころか、争点となった医療行為とは関係のない部分の説明義務違反を指摘して、慰謝料を認めるような判決もあるだそうです。

③「因果関係こじつけ型」は、何らかの医療行為やミスを、患者の転帰と無理やり結びつけるタイプ。裁判では、医師の行為が死亡や後遺障害などの転帰に影響を及ぼした、という因果関係が認められなければ、原則として賠償責任は発生しない。その因果関係を、「風が吹けば桶屋が儲かる」のことわざのごとく、無理矢理にこじつけているように取れる判決がある。

④ 「医学的根拠希薄型」は、トンデモ判決の真骨頂ともいえるタイプで、医学的に誤った、または疑わしい根拠を基にして、医師の過失を断じているような判決のことを指す。専門家による検証が不十分であったり、鑑定が偏りすぎるといったことが背景にある。

どの型にしても、裁判官の怠慢さや強引さがみえてますね。
私の病院にいる顧問弁護士の先生が、最近の裁判官はいつも大衆の目を気にしていて、なるべく公とか大企業とか大病院は負けていいだろう、それが大岡裁定と思っているようだって言ってました。


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トンデモ判決とは?

医療裁判の提訴が年間約1000件にも上る昨今、医療者側から見て明らかにおかしいと感じる判決が目に付くようになっている。その中身を読み解けば、トンデモない事実認定や注意義務を理由に、医療者側が敗訴していることにがく然とします。

「あのときこうしていれば、患者を救えたはず」──。“後出しジャンケン”で裁く裁判官からは、厳しい言葉が浴びせられる。だがこのような判決を下す裁判官は果たして、医療の持つ特殊性を理解しているのだろうか。医療には限界がある。不確実性がある。教科書通りにはなかなかいかない。後から検証すれば、最善の方法などたやすく見付かるものだ。だからといって、その治療法や処置を選択したことを責められてはたまらない。にもかかわらず、そのような責めを平然としてくる。そんな判決を、多くの医師や弁護士が「トンデモ判決」と呼んでいます。

もちろん、医師側敗訴の判決がすべてトンデモ判決だというわけでありません。医療関係者の大方が納得するような判決も少なくないと思います。
しかし、明らかにおかしく受け入れがたい判決も、確かに存在しますし、とりあえず弱者救済(患者さん側)ありきで判決内容を決める裁判官もいるようです。

ある面、医療裁判は欧米化しているようですね。


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食生活の乱れと子供の将来

最近、官僚の不正と企業の偽造事件など、モラルの低下が著しい。
この国がいったいどこが美しいのかと嘆きたくなる現状ですね。

小泉政権の少子化対策なんて?今でも歯止めはかからず高齢化は進むばかり。 おまけに食のグローバル化の波が押し寄せ、食糧自給率は4割をきり、世界的な水産物の需要増で、将来は満足に魚さえ食べられない時代が来ると言われてます。 また、輸入される中国産は驚愕するような薬品が使われたいているらしい。

今、TVでセレブの食事なんていってる日本人の飽食を謳歌できるのもあと10年ぐらいかもしれません。
思えばこの国は戦後、経済発展にばかり目を向け、食の重要性をあまりにも軽視してきた。
この数年、食の教育の食育の重要性が協調されいるが、実際の子供食生活は、朝食抜きの欠食や、ひとりで食事する孤食が増えているだそうです。
加えて最近は、目や耳を疑うような異常な食行動をとる親子が増えています。
これは、あるインターネットに書かれていたことですが、ご飯に駄菓子とマヨネーズをのせた「駄菓子丼」を食べさせたり、食費を節約するためにホットケーキを大量に作り置きし、子供の弁当にコーンフレークを詰めるーー。 そんな母親が増えているんだそうです。
このような偏った食生活などによって、全国的に肥満児が増え、2型糖尿病など、生活習慣病の低年齢化が心配ですね。
さらに、TVゲーム携帯電話、インターネットなどのネット社会の「脳内汚染」で子供にも心身症が増えているらしい。

こんな子供たちを早く救わないと、将来は多量の生活習慣病を生むことになるでしょう。
社会問題であり深刻な医療の問題でもありますね。


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